40代50代女性にとっても他人事ではない!「ライフシフト」の意味と重要性
こんにちは!
ライフシフト研究家の井上野乃花です。
私は「自分らしい人生を生きていく!」と決めた方のセッションをしています!
“野乃花”
ライフシフトとはロンドン・ビジネススクールのリンダ・グラットン教授の著書で、日本では2016年11月、東洋経済新聞社から刊行されました。人生100年時代の生き方、働き方を考察した本です。
累計30万部を突破し、なおも売れ続けており、「人生100年時代」というテーマはあらゆるメディアで取り上げられ、見たり聞いたりした方も多いと思います。
私はこの「ライフシフト」を時代の変化と向き合い、自分が何者かを知り、自分の心に従った自分らしい選択をすること、と定義しています。
長寿化が進み、『教育ー仕事ー退職』という3ステージの人生が当たり前だった時代はもはや終わろうとしています。
人生100年時代はもはや現実のものになろうとしています。
そんな時代の変化のなかで、40代50代の女性の生き方、働き方はどのように変わっていくのでしょうか?
今日は40代50代の女性にとってのライフシフトの意味や重要性を考えてみましょう。
目次
アラフィフの女性にとっても他人事ではないライフシフト
みなさん、何歳くらいで仕事をしたいと考えていますか?
“野乃花”
できるだけキャリアアップして、今は、部長職を目指す。そして65歳で引退!その後は趣味の旅行を満喫!なんて思っていたのですが…。
玲子(キャリア女子)
私は主婦だし、働くとしてもパートタイム。とくに、いつまで仕事をするのかなんて、自分のことを意識したことはないなあ~。
友美(子離れ期の主婦)
まだ起業したばかりで、いつまでって言われてもピンとこないけど。う~ん、60歳過ぎても、今のようにシャカリキ働くなんてのは遠慮したいな~。
“恵里奈(起業女子)”
『教育ー仕事ー退職』という3ステージの人生が当たり前の時代ならそれでよかったのですが・・・。
残念ながら、みなさんにはもっと長い期間仕事をしていく覚悟が必要になってきます。
“野乃花”
寿命が100歳を超える時代の新しい生き方は、若い世代だけに必要なものと思ってはいませんか?
今ティーンエイジャーである彼らには、3ステージの人生スタイルは全く機能しません。
時代の変化に合わせて、働き方やキャリアをシフトするマルチステージの人生が当たり前になっていくでしょう。
でも、それは若い人に限ったことではありません。
3ステージの人生を送るのが当たり前だった時代に社会人としてスタートしたアラフィフの女性たちも、今まさに人生の転換を迫られています。
アラフィフの女性たちにとってもライフシフトは他人事でないばかりか、今すぐに対策を取らねばならない緊急課題です。
95歳まで生きる前提の資産計画していますか?
リンダ教授の著書「ライフシフト」では、
2007年生まれの人の半数以上は104歳まで生きるといわれています。1977年生まれに関してはその年齢は95~98歳、1967年生まれでも人92~96歳 です。
つまり、現在40代~50代の人は95歳くらいまで生きる可能性がかなり高いということです。
3ステージの人生が80歳まで生きることを前提にしていることを考えると、その生き方が通用しなくなるのも無理はありません。
90歳以上生きる前提で人生戦略を立て直しする必要があります。
90歳まで生きるとした場合、65歳で引退したら25年分の生活を支える資産が必要になるってことですよね?う~ん。いまの貯蓄では全然足りない!
玲子(キャリア女子)
90歳以上生きると考えたら、主人の退職金と年金だけでは、心細いですね。
友美(子離れ期の主婦)
あらあら、みなさん急に悲観的になってしまいましたね。
“野乃花”
野乃花さんは不安じゃないのですか?
“恵里奈(起業女子)”
全然不安じゃないといえば、ウソになりますけどね。でも、不安の反面、ドキドキワクワクもしているんです。
3ステージに変わる新しい生き方、マルチステージの人生は、女性が今まで以上に輝ける生き方だと思うのです。
“野乃花”
まだ間に合う?アラフィフのマルチステージの人生への移行
人生50年の時代はすっかり過去のものになりました。
人生の80年の時代はすでに過去のものになりつつあります。
寿命は確実に長くなっています。
現在、アラフィフの人々も、90歳以上生きるという前提で3ステージの人生から脱却し、マルチステージの人生へと転換を図るべきです。
寿命が延びるということは、今まで以上にお金が必要になるということでもあります。
となると、当然、これまで以上に働く期間は長くなるでしょう。
というか、生涯現役で働くくらいの覚悟が必要になります。
ここで考えて欲しいのは、今している仕事は、あと何年続けられるのか?ということです。
“野乃花”
10年後、20年後の自分の姿を想像して見てください。
今、あなたが持っているスキルは、あと何年通用するのか。
このまま今の状態のままで年をとったらどんな人生が待っているのか。
リンダ女史が語るように「ありうる自己像」を考えることは、未来の働き方の選択に役立ちます。
自分の意志と自分を信じる力がアラフィフの未来を切り開く!
長寿化を、単に『年を取っても働き続けなければならない』と捉えると、暗く不安な気持ちになってしまうことでしょう。
でも、見方を変えたらどうでしょう?
3ステージの人生の制約から解放され、もっと臨機応変に自分らしい生き方を選択できるチャンスと考えるのです。
仕事のイメージは、やらされている、辛いというイメージがあるかもしれませんが
それは今までの働き方。
これからは、「自分の才能を使って、やりたい仕事を見出し、感謝されながら働く」ということもできます。
長く生きるということは、人生の使える時間が長くなるということ。
仕事を中断して学び直すこともできるし、全く違うキャリアに挑戦することもできます。
これまで主婦だった私は、どんな仕事ができるのかしら?
友美(子離れ期の主婦)
これまで専業主婦だった人でも、自分の得意を仕事にし起業することはできるし、実際そういう人は増えてきていますよ。
“野乃花”
キルトが得意な女性が自宅でキルト教室を始めたり、
お料理が得意な女性がケータリングビジネスを始めたり、
海外移住経験がある人なら主婦向け海外旅行英会話教室を開いたり、
それこそ、自分の好きや得意を仕事にする方法はいくらでもあるのです。
また企業に所属しないフリーランスという形でもっと自由に働くスタイルを選択する女性も増えつつあります。
こんな風にマルチステージの生き方を実践できれば、長寿を恩恵にすることは可能になります。
その時に大事になってくるのは、『自分を信じる力』と『自らやろうとする意志』です。
自分らしい人生を生きていくうえで、このふたつはなくてはならないもの。
このふたつを引き出すためには、自分とはどんな人間なのか、自分としっかり向き合う作業は欠かせません。
今、そんな強さは自分にはない、と言うことでも、大丈夫!
簡単なことではありませんから、このブログを通して、一緒に考えていきましょう。
まずは、自分のことをよく知ることが大切。何が好きで、何にやりがいを感じ、何が得意で、何をしている時が楽しいのか。じっくりと自分と向き合うことから始めてみましょう!
“野乃花”